SANKO MASAMUNE 1973。
歴史と共に味わう贅沢なひととき。
時を経て輝く至福の逸品、SANKO MASAMUNE 1973の魅力。
110年の伝統と技術が生み出したSANKO MASAMUNE 1973は、純米酒として生まれ、長期の熟成によって古酒としての風格を纏いました。常温のタンクで丹精込めて熟成されたこの逸品は、夏でも20度程度までしか上がらない蔵内で、特に安定した環境で育まれました。その長い熟成過程で、徐々に褐色に色づき、さらに一定期間経過後には美しい黄金色に輝きます。この贅沢なお酒は、ゆっくりと時間をかけて空気を取り込み、独自の風味を育んだため、常温での長期間の貯蔵も可能です(冷暗所で保管をお勧めします)。SANKO MASAMUNE 1973は、歴史と共に、至福の味わいをお楽しみいただけます。
- お酒の種類
- 純米酒
- アルコール分
- 18%
- 酒米
- 日本晴(岡山県産)
- 精米歩合
- 70%
- 熟成方法
- 常温タンク熟成
- 熟成期間
- 50年以上
長期熟成酒について
贅沢な香りと色の変化
長期熟成酒は、時を経るごとに淡黄色から褐色へと変わり、その後、輝きを増し、魅惑の黄金色へと転じます。この過程で、シェリーや老酒などの複雑で奥深い香りが醸し出され、その色と香りの変化が、まさに贅沢な時間を約束します。
心地よい酔い覚め
長期熟成酒は、飲んだ後の心地よい酔い覚めが特徴です。新酒の頭を酔わせる感覚とは異なり、身体全体を優しく包み込むような潤いと満足感が広がります。江戸時代から受け継がれる「酔い覚めの良さ」が、今なおその価値を証明しています。
常温が、その真価を引き立てる。
SANKO MASAMUNE 1973は、その深い味わいや複雑な香りを最大限に楽しむために、常温での飲用がおすすめです。一口飲むごとに、時間とともに磨きがかかった豊かな風味が口いっぱいに広がります。氷を加えず、冷やしすぎないように注意して、ワンショットグラスに注ぎ、ゆっくりと静かに香りを愉しんでください。温度が上がるにつれて、酒の表情も変化し、その魅力がより際立ちます。一口ごとに、熟成の深みと歴史の重みが感じられる贅沢なひとときを、常温でお楽しみください。
SANKO MASAMUNE 1973との調和、美食の極み。
SANKO MASAMUNE 1973が独自に持つ深みある香味は、濃厚でクリアな味わいの料理、例えば油や肉を使った料理と相性抜群です。さらに、チーズとの組み合わせも絶妙で、幅広い食事との相性を楽しむことができます
110年の歴史と洗練された美学が融合した、SANKO MASAMUNE 1973。
SANKO MASAMUNE 1973、110周年を記念したこの特別な古酒がフランスのCRYSTAL SPIRIT社製のボトルに宿る。ボトルのエレガントなデザインは、そのシンプルさからくる自然な美しさを感じさせ、ガラスの底部に刻まれた水滴の形は、透明な美しさを放ちながら、祝福の象徴として輝き、そのシンプルでありながらも優雅なボトルデザインが日本の伝統と洗練されたモダンな美学を見事に表現しています。
三光正宗の歴史を彩る、美しきデザイン。
三光正宗の酒造りは、米の声を聞くことから始まります。その声を波動として捉え、美しく踊るデザインモチーフとして表現しました。このデザインは、三光正宗の歴史をたどる年輪のようなもの。木の年輪の中には、経年の積み重ねがありますが、それが企業の成長や進化を物語ります。この軌跡は、三光正宗が積み重ねてきた伝統と信頼の証であり、未来への確かな足跡でもあります。
三光正宗について
岡山の誇り、世界へ。三光正宗、伝統 の中に革新を刻む。
明治35 年(1902 年)、当蔵の創業者である宮田重五郎は夢を求めて単身でアメリカへ移民しました。仲間たちとイチゴ農園を営み幾多の苦難を乗り越え、明治45年(1912年)にサンフランシスコ近郊より帰国。移民時代に成した財を元に酒造業を始めたのが大正2年(1913年)2月28日のことでした。創業のきっかけとしては珍しい「アメリカンドリーム」から生まれた酒蔵です。「世界から日本へ、日本から世界へ、多くの皆様に三光正宗の味を届けたい」110年を越える長い歴史の中に、移民時代の開拓精神を受け継ぎ、伝統の味と新たなる挑戦を求めて酒造りに勤しんでいます。
古き伝統と新たなる魂、三光正宗の輝き。
昭和48年(1973年)醸造の純米酒を造ったのは備中流の名匠、大塚順一杜氏。 彼は備中杜氏の郷である岡山県笠岡市出身で、10代の頃より酒造り一筋で60年以上にわたって三光正宗の酒を造り続けその技術を磨きました。
全国新酒鑑評会などで幾多の金賞を受賞ののち、平成14年(2002年)、76歳で「現代の名工」として厚生労働大臣により表彰されるまでに至りました。 令和4年(2022年)6月に逝去した大塚杜氏は、伝統の味を守りながらも常に新しい製法を取り入れるという、三光正宗の姿を象徴する存在でした。 平成20年(2008年)からは但馬流の高垣克正杜氏が、平成28年(2016年)からは山上道広杜氏が酒造りを担い、古き良き伝統と革新の精神を融合させ、三光正宗の魅力を継承し続けています。
理念
努力、信用、共栄。
時代を超えた酒造りの真髄。
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蔵の成り立ち
1902年、創業者「宮田重五郎」は家族を残し単身渡米し、カリフォルニア州サンフランシスコ近郊で仲間とイチゴ農園を経営。幾多の苦難を乗り越えながら多くの財を成し帰国。1913年、ここ哲西町上神代で酒蔵を創業し日本酒、焼酎、味醂の製造を開始しました。当蔵は酒蔵としては珍しいアメリカンドリームで生まれた酒蔵です。酒蔵は創業者「宮田重五郎」から二代目「宮田龍介」に引き継がれ、三代目「宮田廉吾」を経て現在四代目の「宮田恵介」が蔵を守り続けています。
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名前の由来
当蔵の名前の由来となった蔵の背後にそびえる三光山には「月日星」と鳴く三光鳥が棲むと言われ、その三つの光で「三光」。当蔵ではそれぞれ「水」、「米」、「技」を表しています。
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Feature 3Feature 3
水について
古より「たたら製鉄」が行われていたともいわれるこの地域で、酒造りに適した鉄分の少ない水を求めてこの地に蔵を構えました。当蔵で使用する全ての水は、蔵の背後にある三光山の麓から湧き出る井戸水で賄われています。蔵の命とも言えるこの水は、清らかで口当たりの良く、三光正宗の味の根幹を成しています。
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米について
地元哲西町産へのこだわりから、当蔵の主要な酒米である「山田錦」と「雄町」は西の尾瀬と称される「鯉が窪湿原」に程近い、清流の水を湛えた谷間の棚田で契約栽培されています。哲西町は岡山県随一の米所とも言われており、中でも酒米の栽培農家のある矢田地区では、熱心な農家による高品質の米を生産しています。
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伝統の技について
代々受け継がれる三光正宗の味は、基本を忘れない伝統の技と常に酒造りに精進する杜氏や蔵人たちの精神に支えられています。近代では長年当蔵で勤め三光正宗の味の基礎を築いた現代の名工にも選ばれた備中杜氏「大塚順一」から、名だたる数々の蔵で銘酒を醸してきた名杜氏「高垣克正」に引き継がれ、そして現在蔵を預かり数々の受賞歴を持つ杜氏「山上道広」が伝統の味を守り醸し続けています。
三光正宗の歴史
年表
1913 | 大正2年2月28日 | 宮田酒造場(宮田醸造場) 個人創業 創業者 宮田重五 |
1943 | 昭和18年 | 家督相続 宮田龍介(2代目) |
1952 | 昭和27年10月1日 | 宮田酒造株式会社 設立 |
1955 | 昭和30年9月 | 有限会社荻野酒造 吸収合併 |
1963 | 昭和38年7月 | 有限会社内藤酒造場 吸収合併 |
1967 | 昭和42年10月 | 三光正宗株式会社に社名変更 |
1973 | 昭和48年 | 「SANKO MASAMUNE 1973」の元となる純米酒を醸造 |
1979 | 昭和54年 | 宮田廉吾社長(3代目)就任 |
1980 | 昭和55年 | 三光生原酒「ひのくち」発売 |
2015 | 平成27年6月 | 宮田恵介社長(4代目)就任 |
2024 | 令和5年 | 「SANKO MASAMUNE 1973」発売 |
受賞歴
全国新酒鑑評会
1992 | 金賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1993 | 金賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1997 | 金賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
2003 | 入賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
2004 | 入賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
2009 | 入賞 | 杜氏 : 高垣克正 |
2011 | 入賞 | 杜氏 : 高垣克正 |
2012 | 入賞 | 杜氏 : 高垣克正 |
2019 | 入賞 | 杜氏 : 山上道広 |
2022 | 金賞 | 杜氏 : 山上道広 |
2023 | 金賞 | 杜氏 : 山上道広 |
広島国税局清酒鑑評会
1984 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1986 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1990 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1992 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1993 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1994 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1996 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
1999 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
2003 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |
2004 | 優等賞 | 杜氏 : 大塚順一 |